・仮に三角関数が「特定の職業でしか使わない専門知識」だとして、それによって教育上の優先度が下がる、という考え方は妥当ではありません。基礎教育時代に学んだ知識は、それこそ「専門性の高い」職業への「入口」として動作するものであって、「専門性の高い」道を選んでから学び始めるのではコストがかかり過ぎ、その道への選択肢自体を狭めてしまう為です ・一方、三角関数を利用する分野というものは、物理学、工学、建築、土木、地理、システムエンジニアリング、モデリングやゲーム開発といったところから美術・デザイン、場合によっては日常生活にだって現れるもので、端的に言って「専門知識」として片づけるには応用範囲が余りにも広すぎます ・正直、「ちょっとでも理系知識が絡む職業なら全部」といってもいいくらい頻出の知識かと思われます ・更に、算数や数学というものは基本積み重ねの学問であって、どれか一分野の優先度を下げられるよう